お見合いの話題は「与えたい印象」から逆算して選ぶ

お見合いの前に、何を話すかをどうやって決めていますか。

「自分が詳しい分野の話をしよう」 「仕事と休日の話を無難にしておけばいい」

多くの男性は、このどちらかで話題を選んでいます。自分が話したいことか、無難なことか。

どちらも間違いではありません。ただ、この選び方では「話は途切れなかったのに、交際に進まない」ということが起こりやすくなります。

この記事では、お見合いの話題をどう選べばよいのかを、手順に分けて説明します。

結論:話題は印象を作る手段

お見合いの会話は、情報交換の場ではありません。

相手はプロフィールで、あなたの年収も職業も趣味もすでに知っています。お見合いで確かめたいのは「この人と一緒にいたらどうなるか」という感触です。

つまり、話題は印象を作るための手段です。

だから順番が大事になります。先に「相手にどう思われたいか」を決める。そのうえで、その印象が伝わる話題を選ぶ。話題から考えるのではなく、印象から逆算するということです。

ここで誤解してほしくないのは、「印象を作る」は嘘をつくことでも、別人を演じることでもない、という点です。

あなたの中にはいろいろな面があります。その中から、お見合いの1時間でどの面を見せるかを選ぶ。それだけの話です。持っていない面を作り出す必要はありませんし、作り出してもいずれ伝わってしまいます。

手順:3つのステップで準備する

① 与えたい印象を2〜3個決める

まず、相手にどう思われたいかを決めます。

たとえば、次のようなものです。

  • 誠実
  • 一緒にいて楽しい
  • 生活力がある

ポイントは、数を絞ることです。1時間のお見合いで伝わる印象は多くありません。あれもこれもと欲張ると、どれも薄くなります。

また、選ぶのは「自分に実際にある面」の中からです。ここを外すと、話していて自分が苦しくなります。

そして、印象は相手ごとに選び直します。相手のプロフィールから、何を一番気にしていそうか、自分がほかの男性とどう違って見えるかを考えて決めます。変えるのは自分ではなく、自分にある面のうちどれを前に出すかです。

② 印象ごとに話を用意する

次に、決めた印象それぞれについて、それが伝わるエピソードを用意します。

「私は誠実です」と言っても、誠実さは伝わりません。印象は、本人の自己申告ではなく、話の中身から相手が受け取るものだからです。

たとえば「生活力がある」を伝えたいなら、実際にやっていることの中から話を選びます。「料理ができます」と言うより、「最近、休日に作り置きをするようになって」という具体的な話のほうが伝わります。

また、話だけでなく、当日の振る舞いで伝わる印象もあります。

③ 相手が広げやすい形に整える

最後に、そのエピソードを相手が広げやすい形に整えます。

自分だけが詳しい話、専門用語が必要な話、オチまで一方的に話し切ってしまう話は、相手が入る余地がありません。

たとえば、先ほどの作り置きの話なら、「何を作るんですか」「私も料理するんですけど」と相手が返しやすい余白を残しておく。話し終えたら「料理はされますか」と相手に渡す。

エピソードは、相手が乗ってこられる形になって初めて会話になります。

具体例:仕事と休日の話

お見合いで必ず出てくるのが、仕事と休日の話です。どちらも、選び方ひとつで伝わる印象が大きく変わります。

仕事の話は「人柄」を伝える

仕事に打ち込んできた人ほど、やりがちなのが、仕事の話で「すごさ」を伝えようとすることです。

担当している案件の規模、扱っている金額、社内での立場。事実だとしても、相手にとっては反応しにくい話です。「すごいですね」以外に返す言葉がありません。

仕事の話で伝えるべきなのは、すごさではなく人柄です。

たとえば、

  • 後輩に頼られて、つい手伝ってしまう話(面倒見のよさ)
  • 失敗したときに、どう謝ってどう立て直したかの話(誠実さ)
  • 職場でちょっと笑えた出来事の話(一緒にいて楽しい)

同じ「仕事の話」でも、どこを切り取るかで、相手が受け取る印象はまったく違います。

休日の話は「一緒に」を伝える

休日の話も同じです。

「休日は一人で〇〇の研究をしています」という話は、話としては面白くても、相手が入る場所がありません。

休日の話で目指すのは、「この人となら一緒にやれそう」と思ってもらうことです。

たとえば、

  • 最近行ってよかったお店や場所の話
  • 気になっているけれど、まだ行けていない場所の話
  • 季節ごとに楽しみにしていることの話

こうした話は、相手が「私も行ってみたい」「それなら〇〇も好きです」と自然に重ねてこられます。お見合いの段階で、交際後の休日が少し想像できる。それが「もう一度会ってみたい」につながります。

話の中身の見直し方については、「会話術を磨いても成果が出ない男性が見直すべきこと」でも触れています。あわせて読んでみてください。

私の場合:印象は相手ごとに決めた

私は、お見合いの前に与えたい印象を決めていましたが、見せる面の組み合わせは相手ごとに変えていました。相手が一番気にしていそうなことと、ほかの男性との差別化を考えて、総合的に決めていました。

たとえば「頼りがいがある」を見せたいときは、会話をリードする、カフェで席を確保するといった振る舞いで。「家事もできる」なら、料理学校に通っている話で。「楽しませてくれる」なら、最近行ったお洒落な場所やイベントの話で。

印象ごとに、何で見せるかを決めておくという準備です。

ただ、うまくいかない原因は人によって違うので、自分のボトルネックを見極めたうえで取り入れてください。

まとめ:会話は設計で決まる

お見合いの会話の出来は、話し方の技術よりも、事前の設計で決まります。

  • 相手ごとに、自分にある面から「どう思われたいか」を2〜3個選ぶ
  • 印象ごとに、それが伝わるエピソードを用意する
  • 相手が広げやすい形に整えて出す

同じ1時間でも、相手に残るものが変わります。

ただし、ひとつ難しいのは、自分の印象は自分では測りにくいということです。「誠実に見えているつもり」と「実際に誠実に見えている」は違います。

見た目と同じで、ここは第三者の目が効きます。仲人さんや、率直に意見をくれる女性の知人に「自分はどう見えているか」「この話でどんな印象を持つか」を聞いてみてください。

見た目の整え方については「恋愛経験ゼロの男性が結婚相談所に入る前に整えるべき見た目」で詳しく書いています。会話の設計と見た目、両方を第三者の目で確認していけば、相手に残る印象は、自分で選べるものになっていきます。

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