「年収も学歴も職業も、条件は悪くないはずです。申し込みもそれなりに通ります。それなのに、お見合いのあとにお断りが続きます。仮交際に進んでも、2〜3回目のデートで終わってしまいます」
こういう悩みを持つ男性は少なくありません。そして多くの人が「もっと条件の良い男性に負けたのだろう」「相性が合わなかっただけだ」と考えて、そのまま次のお見合いに進みます。
結論から言うと、原因はスペックの外にあることがほとんどです。スペックは、申し込みが通ってお見合いで会えるところまでの入口です。会ってからの判断材料は、まったく別のものに切り替わります。
この記事では、高スペックなのに断られる男性に多いパターンを5つに整理しました。自分に当てはまるものがないか、点検しながら読んでみてください。
結論:スペックが効くのは「会うまで」
女性がお見合いを受けるかどうかを決める段階では、年収・学歴・職業は大きな判断材料です。手元にある情報は写真とプロフィールだけなので、条件で絞り込むのは自然なことです。
ところが、会った瞬間から判断の軸が変わります。
お見合いの席に座った時点で、スペックはおおむね相手の基準を満たしています。相手が会っている他の男性も同じです。だから会ったあとは、スペックでは差がつきにくくなります。
| 段階 | 女性が主に見ているもの | スペックの効き方 |
|---|---|---|
| 申し込み・お見合い成立 | 写真、プロフィール、条件 | 大きい |
| お見合い | 見た目、清潔感、会話の居心地 | 相手の基準をおおむね満たした者同士の比較になる |
| 仮交際 | 一緒にいて楽しいか、気遣い | 条件が近い相手同士の比較になり、差がつきにくい |
| 真剣交際 | 結婚生活を想像できるか、価値観 | 前提条件として残る |
高スペックなのに断られる男性に多い5つのパターン
ここからは、よくあるパターンを順に見ていきます。各パターンに点検の質問を付けたので、正直に答えてみてください。
パターン1:条件で会えることに安心して、お見合いの準備をしない
お見合いが次々に組まれると、準備がおろそかになりがちです。何を話すかも、どういう人だと思ってもらいたいかも決めないまま、席に座ってしまうわけです。条件で会えたとしても、準備のない1時間で「また会いたい」と思ってもらうのは難しいです。
点検: お見合いの前に、相手のプロフィールを読み返して、話題や伝えたいことを準備していますか。
対策: 相手ごとに「どういう印象を与えたいか」を決め、そこから話題を逆算して準備してください。具体的な手順はお見合いの話題は「与えたい印象」から逆算して選ぶで解説しています。
パターン2:会話が面接か、自慢になる
高スペックの男性に多い会話の失敗は、大きく2つに分かれます。
1つは「面接型」です。「ご趣味は」「休日は何を」と質問を次々に投げ、答えを聞いたら次の質問へ進んでしまいます。本人は会話を回しているつもりでも、相手は審査されている気分になります。
もう1つは「自慢型」です。仕事の実績やプロジェクトの規模、海外出張や投資の話などです。本人は自己紹介のつもりでも、相手にとっては興味の持てない話が続くだけです。
どちらも、会話の軸が「自分が聞きたいこと」「自分が話したいこと」になっています。
点検: お見合いのあと、相手がどんな話のときに一番楽しそうだったか、思い出せますか。
対策: 話題は、女性が興味を持ちやすく、話しやすい内容から選んでください。仕事の話をするなら、実績ではなく人柄が伝わる形にするのがコツです。見直す順番は会話術を磨いても成果が出ない男性が見直すべきことにまとめています。
パターン3:評価目線・上から目線がにじみ出る
申し込みが通りやすいと、「自分は選ぶ側だ」という意識が生まれやすくなります。そうなると、お見合い中も無意識に相手を採点しがちです。相手の仕事や学歴に評価めいた一言を挟む、将来の考えを問い詰めるように聞く、お店のスタッフにそっけない態度を取る、といったことです。
本人に悪気はなくても、女性は「品定めされている」空気にとても敏感です。厄介なのは、この目線に本人がほとんど気づいていないことです。
点検: 相手の話を聞きながら、心の中で「アリ・ナシ」の判定をつけていませんか。
対策: お見合いは、選ぶ場である前に「また会いたい」と思ってもらう場です。自分が見られている側でもあることを忘れないでください。判断は交際に進んでからでも遅くありません。
パターン4:見た目・清潔感で減点されている
仕事に打ち込んできた人ほど、見た目を後回しにしがちです。スーツはきちんとしていても私服は何年も前のものだったり、髪は伸びたら切るだけで眉は手つかずだったり、といったケースです。
最初の数分で減点されると、その後の会話はなかなか聞いてもらえません。見た目は、スペックでは埋められない部分です。整える順番は、清潔感、体型、髪型、眉毛、ファッションです。高価なブランドで固める必要はありません。
点検: 自分の私服や髪型について、最後に第三者から意見をもらったのはいつですか。
対策: 優先順位ごとの具体的な整え方は恋愛経験ゼロの男性が結婚相談所に入る前に整えるべき見た目で解説しています。写真の見直しポイントは結婚相談所のプロフィール写真で、男性が見落としている3つのことにまとめています。
パターン5:ライバルと自分の勝ち筋が見えていない
5つの中で、最も根本的なのがこれです。同じような条件の男性が並ぶ中で、自分は何によって選ばれるのか。これをイメージできていないと、条件以外の部分で埋もれてしまいます。
勝ち筋は人によって違います。家事が一通りできる、女性と一緒に楽しめる趣味がある、会話をリードできて頼りがいがある、などです。こうした条件以外の魅力を、プロフィールにもお見合いにも意識して出していく必要があります。
あわせて、相手の不安を先に潰しておくことも大切です。借金、特殊な宗教、親の介護など、女性が気にしやすい点が解消されていないと、条件が良くても見送られます。
点検: 同じ女性に申し込んでいそうなライバルを思い浮かべたとき、自分が選ばれる理由を3つ挙げられますか。
対策: ライバル像を具体的に想像するには、ある程度の恋愛経験が必要です。経験が少ないうちは、仲人などのアドバイザーの意見を参考にするほうが確実です。ここで見えた勝ち筋が、パターン1で決める「与えたい印象」の材料になります。
自分のボトルネックは、自分では見つけにくい
「どれも少しずつ当てはまる」と感じた人もいるでしょう。一方で「どれにも当てはまらない」と感じた人ほど、注意が必要です。見た目も会話の癖も評価目線も、本人はなかなか気づけないものだからです。しかも、どこがボトルネックになっているかは人それぞれです。
だからこそ、第三者の目を借りてください。仲人からお断りの理由を聞けるなら遠慮なく聞き、まずは相手が会う前に読むプロフィールを見てもらいましょう。
恋愛経験の少なさ自体が不安な人は、恋愛経験ゼロでも結婚相談所で成婚できるのかもあわせて読んでみてください。
私の場合:断られる理由は「基準に届かない」か「ライバルに負ける」か
私は30代後半で結婚相談所に入会し、約半年で成婚しました。お見合いをした人数は60人近くになります。申し込みの段階で断られたことも、お見合いのあとに断られたこともあります。
お見合いのあとに断られた理由を振り返ると、「会ってからの基準に届かなかった」か「ライバルに負けた」かのどちらかだったと考えています。この記事で言えば、前者がパターン1〜4、後者がパターン5にあたります。
私の顔には、会えば誰でもすぐに分かる目立つ傷があります。プロフィール写真ではメイクなどで目立たないようにしていましたが、会ってすぐに断られたケースの何割かは、見た目でNGを出されたのだろうと思っています。傷以外の見た目はできる限り整えていたので、そういうときは「このマイナスを補うだけのトーク運びができなかった」と反省し、次のお見合いに生かしていました。変えられないマイナスがあるなら、変えられる部分で補うしかありません。条件が良くても、会った瞬間の減点を会話で取り返せなければ断られます。スペックは入口でしかないと実感したのは、この経験からです。傷がなくても、年齢や身長など変えられない条件は誰にでもあります。そこを嘆くより、見た目の整え方と会話で取り返すほうが確実です。
もう1つは、ライバルに負けたケースです。3回目のデートくらいまで順調に進んでいたのに、急に連絡が取れなくなり、相手が退会していたことが何度かありました。いずれも人気がありそうな女性でした。私の推測ですが、並行して会っていた別の男性と成婚したのだと思います。人気のある女性ほど、同じ水準の男性と並行して比べられています。3回目まで順調でも安心はできません。パターン5の勝ち筋を考えておく必要があるのは、このためです。
まとめ:お見合いから先は、スペックとは別の勝負
最後に、この記事の点検項目をまとめておきます。
- お見合いの前に、相手ごとに与えたい印象と話題を準備しているか
- 会話が面接や自慢になっておらず、相手が話しやすい内容になっているか
- 相手を採点する目線が、態度や言葉ににじみ出ていないか
- 清潔感・体型・髪型・眉毛・ファッションの順に、見た目を整えているか
- ライバルの中で自分が選ばれる理由を言えるか、相手の不安を先に潰しているか
スペックがあるということは、少なくとも会うところまでは進めるということです。あとは、見た目の整え方、会話の組み立て方、勝ち筋の作り方を順番に身につけるだけです。どれも才能ではなく、教習所で運転を覚えるように練習で身につけられる技術です。
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お見合いの相手は、会う前にあなたのプロフィールを読み、「どんな人か」の印象を持った状態で席に座ります。不安点が残っていないか、条件以外の魅力が伝わっているか。ここを整えるだけで、お見合いのスタート地点が変わります。
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