結婚相談所に入ると、ネットの記事や本、動画で婚活のやり方を調べる人が多いと思います。仕事で成果を出してきた男性ほど、「調べて、自分で考えて、改善する」という進め方に自信があるはずです。
ただ、恋愛や婚活に関しては、その進め方がそのまま通用しないことがあります。
私はかつて恋愛でまったく成果が出ず、悩んだ時期がありました。そこから変われたのは、いろいろな人に教わったこと、中でも講師から直接指導を受けたことが大きかったと思っています。25歳ごろには恋愛で悩むことはなくなり、その後は恋愛講師として人に教える側も経験しました。この記事では、教わる側と教える側の両方の経験から、独学と指導の違い、そして独学でつまずきやすいところをお話しします。
私が試した3つの学び方
モテなかった頃、私は次の3つを順に試しました。
1. ネットの無料情報
最初に頼ったのは、ネットで手に入る無料の情報でした。結論から言うと、当時の私にはほとんど役に立ちませんでした。
細かいテクニックや言い回しのような枝葉の話が多く、「そもそも自分の何が問題なのか」という本質にはたどり着けなかったからです。読めば読むほど知識は増えるのに、結果は変わりませんでした。
2. 有料のテキスト教材
次に、有料のテキスト教材を買いました。こちらは非常に参考になるものもあり、考え方の整理には役立ちました。
ただ、書いてある通りに実践しても、思ったほどうまくいかないことが多かったです。内容が間違っているわけではありません。読んで理解することと、実際の場でできることの間に、大きな差があったのです。
3. 講師からの対面指導
最後に、ネットで見つけた講師のもとで直接指導を受けました。劇的に変わったのは、ここからです。
講師は、私が抱えていた課題をピンポイントで指摘し、その直し方を教えてくれました。自分では気づいていなかった問題がはっきりし、何をすればいいかが明確になったことで、結果が目に見えて変わりました。
独学と指導の一番の違いは「自分の課題が分かるかどうか」
3つを試して分かったのは、独学と指導の違いは情報の量や質ではない、ということです。
一番の違いは、自分の課題を特定できるかどうかです。
ネットの記事も教材も、多くの人に当てはまるように書かれています。でも、婚活でうまくいかない原因は人によって違います。見た目なのか、話し方なのか、相手選びなのか。原因が違えば、やるべきことも変わります。
独学だと、この「自分の場合はどこが問題か」を自分で判断しなければなりません。ところが、自分の弱点は自分では見えにくいものです。結果として、問題ではないところを一生懸命直したり、本当の問題を見落としたりします。
指導を受ける価値は、知識をもらうことより、自分のボトルネックを外から見て特定してもらえることにあります。
独学でつまずきやすい2つのポイント
恋愛講師として教えていた頃、独学でうまくいかない人がつまずくポイントには共通点がありました。
一番多かったのは見た目
見た目は、文章で正しく伝えるのが極めて難しい分野です。「清潔感を大事に」「サイズの合った服を」と書かれていても、自分の今の状態がそれを満たしているのかは、本人には判断できません。眉の整え方ひとつ、髪型ひとつとっても、その人の顔立ちや雰囲気によって正解が変わります。
見た目を整える順番自体は、「恋愛経験ゼロの男性が結婚相談所に入る前に整えるべき見た目」で整理しています。ただ、その順番に沿って「自分の場合はどうするか」を決めるところは、実際に見てもらわないと分かりません。
次に多かったのは立ち振る舞い
話し方、表情、姿勢、会話中の間の取り方、店での振る舞いなど、立ち振る舞い全般です。
これも見た目と同じで、本人は自分がどう見えているかを知りません。会話の内容は文章でも学べますが、それを相手の前でどう出しているかは、自分では確認できないのです。
会話の内容については「会話術を磨いても成果が出ない男性が見直すべきこと」や「お見合いの話題は「与えたい印象」から逆算して選ぶ」で書いていますが、実際の場での振る舞いは、実技を含めて見てもらうのが確実です。
見た目と立ち振る舞いに共通するのは、テキストで表現しきれず、本人からは見えないという点です。独学が一番効きにくいのは、まさにこの2つです。
独学が通用するのは、基礎ができてから
ここまで読むと、独学は意味がないように聞こえるかもしれません。でも、そうではありません。
私自身、結婚相談所での婚活中は、見た目や進め方について誰かの指導を受けることはありませんでした(プロフィール写真の撮影だけはプロのカメラマンに任せました)。それでも約半年で60人近くとお見合いをし、成婚できました。
ただ、それができたのは、過去に恋愛で悩んだ時期に指導を受け、基礎を身につけていたからです。何が大事で、自分のどこが弱いかを一度教わっていたので、婚活ではそれを自分で応用するだけで済みました。見た目も、何年もかけて人に教わり続けた結果、自分で整えられるようになったものです。
つまり、独学が効くのは、自分の課題を自分で判断できるようになってからです。恋愛経験が少ないうちは、その判断ができません。最初は教わり、基礎ができたら自分で回す。この順番が一番の近道だと考えています。
婚活中の男性が今日からできること
相談所のカウンセラーを遠慮なく使う
まず身近な指導役は、相談所のカウンセラーや仲人です。お断りの理由を具体的に聞く、プロフィールや写真を見てもらう、お見合いの振り返りに付き合ってもらう。これだけでも、自分では見えない課題がかなり見えてきます。
ただし、カウンセラーによって見た目や振る舞いまで踏み込んでくれるかには差があります。物足りなければ、別の指導役を探すことも考えてください。
ネットの情報は「地図」として使う
ネットの記事や教材は、全体像をつかむ地図としては役に立ちます。この記事も含めて、どこに落とし穴があるかを知るには十分です。
ただし、地図を読んでも、今自分がどこにいるかは分かりません。自分の現在地は、人に見てもらって初めて分かります。
一番弱いところから見てもらう
断られ方のパターンから、一番効いていそうな課題に絞って見てもらうと効率的です。申し込みの段階で通らないなら写真とプロフィール、会ってすぐ断られるなら見た目と第一印象、という具合です。申し込みでつまずいている場合は「お見合いの申し込みが通らない男性がまず見直すこと」と「結婚相談所のプロフィール写真で、男性が見落としている3つのこと」を、自分の弱点の洗い出し方は「婚活で自分のマイナス要素に向き合う方法」を参考にしてください。
モテスクでは、LINEに登録してくれた方の結婚相談所のプロフィールを無料で添削しています(期間限定・先着順)。プロフィール写真も見るので、相手に最初に届く見た目の印象を、第三者の目で確認できます。申し込みの段階でつまずいている方は、記事の下から登録してください。
まとめ
- 枝葉のテクニック中心の情報では、自分の本質的な課題にたどり着きにくい
- 有料教材は考え方の整理に役立つが、読むことと実際にできることの間には差がある
- 独学と指導の一番の違いは、自分の課題を特定できるかどうか
- 独学でつまずきやすいのは、見た目と立ち振る舞い。どちらも文章で伝えにくく、本人からは見えない
- 独学が効くのは、基礎ができて自分の課題を判断できるようになってから
- まずは相談所のカウンセラーを遠慮なく使い、一番弱いところから見てもらう
恋愛や婚活は、才能ではなく身につけるものです。最初の一歩を人に教わるだけで、遠回りはかなり減らせます。

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