仮交際で好意はどこまで伝えるべきか 「一緒にいると楽しいです」で十分な理由

仮交際で何度か会っているのに、関係が深まっている手応えがない。このまま「いい人」で終わるのではないかと不安になり、もっとはっきり好意を伝えたほうがいいのではと考える。逆に、どこまで気持ちを見せていいのか分からず、何も言えないまま次のデートを迎えてしまう。好意の伝え方は、仮交際で多くの男性が迷うところです。

私は30代後半で結婚相談所に入会し、約半年で57人とお見合いをして、そのうち19人と仮交際に進みました。この記事では、仮交際の間に好意をどこまで伝えていたか、成婚した相手には何をしていたかをお伝えします。

結論から言うと、仮交際で好意を強く伝える必要はありません。「一緒にいると楽しいです」くらいで十分です。

仮交際で好意を伝えすぎると、相手には負担になる

まだ相手がこちらに好意を持っていない段階で、こちらの好意を強く伝えると、相手は負担に感じます。そのため私は、仮交際の早い段階で、過度に好意を伝えることは避けていました。

ここでいう強い好意とは、「好きです」「◯◯さんが一番です」のように、相手に気持ちの答えを求める言葉のことです。

特に気をつけたいのは、自分が伝えた好意を、相手からも返してほしいと期待してしまうことです。「好きです」と伝えたら、同じくらいの気持ちを返してほしくなる。その期待が大きいほど、相手は重く感じます。会うたびに気持ちを確かめられているように感じれば、デートそのものが億劫になってしまいます。

仮交際では、女性もほかの男性と並行して会いながら、誰と真剣交際に進むかを考えている最中です。気持ちが固まっていない相手に同じ気持ちを求めるような伝え方は、かえって距離を広げます。相手の好意を確かめにいく行動が逆効果になりやすいのも、同じ理由です(「仮交際の脈あり・脈なしはどう見分けるか」)。

伝えるのは「一緒にいると楽しいです」くらいでいい

では、まったく伝えなくていいかというと、そうではありません。仮交際で伝える好意は、「◯◯さんと一緒にいると、とても楽しいです」くらいがちょうどいいと私は考えています。

この一言の目的は、自分の気持ちを受け取ってもらうことではありません。相手の「この人は私のことをどう思っているのかな」という不安を解消することです。

女性の側も、こちらにどう思われているのか分からないまま会い続けるのは不安です。「一緒にいて楽しい」と伝えておけば、少なくとも嫌がられてはいない、前向きに会ってくれている、ということは伝わります。それでいて、相手に同じ言葉を返すことを求める重さはありません。

言葉にする以外にも、交際に前向きな雰囲気を出す方法はあります。たとえば、次のデートの候補日を自分から出す、相手が前に話していたことを覚えていて次の行き先に生かす、といったことです。こうした行動も、「この人は自分との交際に前向きだ」という安心につながります。

成婚した相手にも、真剣交際の打診までは好意を伝えていなかった

実は、私が成婚した相手にも、真剣交際の打診を受けるまで、好意をはっきり伝えるようなことはしていませんでした。していたのは、交際に前向きな雰囲気を出すことくらいです。

それでも、相手のほうから3回目のデートの終わりに、真剣交際を打診してもらえました。打診を受けたときの返し方は「真剣交際に進むタイミングと伝え方」で書いています。

もちろん、これは一つの例にすぎません。ただ、仮交際の段階で強く好意を伝えなくても、真剣交際に進むことはできる、ということはお伝えしておきたいと思います。自分から真剣交際に進みたい相手がいるときの伝え方は、このあと書きます。

好意を強く伝えても、「いい人止まり」は抜け出せない

仮交際をしていると、あと一歩関係が深まらないと感じる相手もいます。私にも、そういう交際はありました。

振り返ると、そうしたときはたいてい、男性としての魅力を相手に伝えきれていないか、魅力そのものが足りていないことが原因だったと思います。好意を伝える量が足りなかったわけではありません。

ここは間違えやすいところです。関係が深まらないと焦って、好意をもっと強く伝えようとする。ですが、女性が「いい人」と感じている段階で好意を強く伝えても、相手の気持ちは追いつきません。むしろ、先に書いたように負担を感じさせてしまいます。

いい人止まりから抜け出すために向き合うべきなのは、好意の伝え方ではなく、男性としての魅力です。エスコートや会話のリードなど、デートの中の細かい行動の積み上げで伝わるものです。詳しくは「「いい人止まり」で交際終了になる男性へ」で書いています。

真剣交際に進みたい相手には、言葉ではっきり伝える

控えめにするのは、お互いにまだ相手を比べている段階の話です。自分の中で一番だと思える相手がいて、真剣交際に進みたいと考えたなら、確かめたいことを確かめたうえで、自分の気持ちも言葉で伝えておくほうがよいと思います。女性は3回目のデートくらいまでに、誰と真剣交際に進むかをかなり固めていると私は感じているからです(「真剣交際に進むタイミングと伝え方」)。

そして真剣交際に入ってからは、私も好意を言葉にしてはっきり伝えるようにしていました。

真剣交際は、恋人として付き合っている状態に近いものです。この段階で仮交際のころの控えめな距離感のままだと、相手は「この人は本当に私のことを好きなのだろうか」と不安になります。真剣交際は、相手を不安にさせないことが何より大事な時期です。

仮交際で好意を控えめにしていたのは、相手に負担をかけないためでした。真剣交際で好意をはっきり伝えるのは、相手を不安にさせないためです。どちらも、相手の気持ちに合わせて伝え方を変えているだけです。真剣交際での進め方は「真剣交際でつまずく男性へ」にまとめています。

まとめ:仮交際は控えめに、真剣交際ははっきりと

  • 相手がまだこちらに好意を持っていない段階で、好意を強く伝えると負担になる。特に、同じ気持ちを返してほしいという期待は重く感じさせる
  • 仮交際で伝えるのは「◯◯さんと一緒にいると、とても楽しいです」くらいで十分。目的は、相手の「どう思われているのか」という不安を解消すること
  • 成婚した相手にも、真剣交際の打診までは好意をはっきり伝えていなかった。交際に前向きな雰囲気を出す程度だった
  • 関係が深まらない原因は、好意の伝え方より、男性としての魅力にあることが多い
  • 一番だと思える相手と真剣交際に進みたいときや、真剣交際に入ってからは、相手が不安にならないよう、言葉ではっきり好意を伝える

好意は、たくさん伝えるほど届くものではありません。相手の気持ちの段階に合った量で伝えるほうが、関係を前に進めやすくなると私は考えています。

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